研修の季節

司祭 アンデレ中村豊

  8月31日(土)に信徒神学塾「教会の音楽」「教会の信仰」が、9月16日(月)には「旧約聖書」のスクーリングが、9月21日(土)、22日(日)には信徒奉事者・奉仕者養成コースが開講され、教区内各教会信徒延べ百名が大聖堂に集い学びの時をもちました。
 キリスト者にとって自分の信仰を吟味し、より確かなものにするための最も必要な手段は教育でしょう。人から学び、ものから学び、書物とりわけ聖書から学ぶという姿勢を通して信仰が深められ、人間が豊かにされます。信仰が衰えてしまえば、日々の生活に多くの問題が生じてきます。これについて聖パウロはコリントの信徒につぎのように言いました。
「 兄弟たち、わたしは・・・乳飲み子である人々に対するように語りました。わたしはあなたがたに乳を飲ませて、固い食物は与えませんでした。まだ固い物を口にすることができなかったからです。いや、今でもできません。」
 固い食物をとることができないような信仰生活は、悪意や偽り、争いや妬みが出てくる、と聖パウロはいいます。
 このみ言葉を自戒として信仰の研鑽に励みたいと思います。 

教会の音楽講話風景
自己紹介
集合写真(タイムス)

信徒奉事者・奉仕者養成コース
 前半を終え、受講生は学びの分かち合いや、現役信徒奉事者の体験談、祈祷書についての学びの機会を持ちました。前期試験もありましたので、夜遅くまで意見を交わし、試験勉強もされていました。22日にはミカエル教会の礼拝に出席した感想も全員発表しました。
 参加者の中から、「ミカエルのチャントは、はじめての者には歌いにくいのでは」という声が2〜3聞かれました。

信徒奉仕者研修・集合写真
信徒奉仕者試験中

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