7月の出来事

司祭アンデレ 中村 豊
※バジル・シンプソン主教の親戚、教会訪問
 チャールズ・ピクルス氏は大学入学前約6か月間の病院ボランティアのため来日中の娘さんを訪ねて来日、神戸まで足をのばしてバジル主教関係資料を閲覧しました。叔父のヒューとハロルドは共に司祭であり、ヒュー・ピクルス(一九八八年逝去)司祭は神戸ミカエル大聖堂の名誉キャノン(参事)でもありました。バジル主教の兄弟の一人も司祭となっており、シンプソン家は二代で4名の聖職を輩出したことになります。ヒュー・ピクルス司祭はクリケットの選手としても有名でオックスフォード大学ユニバーシティー・カレッジを卒業するとき、聖職の道を歩むべきか、プロのクリケットの選手になるべきかそうとう悩み、結局聖職になる決心をされたそうです。しかし、牧師になってもアマチュア選手として名を馳せ様々な大会に出場しておりました。自分の教会の洗礼式と試合が重なったときなど試合途中でユニフォームの上にキャソックを着て教会にかけつけ、あっという間に式を終え、一直線に試合場に戻っていったそうです。
 関東のある教区の司祭を思い出します。テニス選手としても有名で、シングルでも度々優勝を飾っており、月曜日のスポーツ欄にその記事が掲載されておりました。ある年、主教に選出されましたが主教になることを断りました。
 その後昼食をご一緒しました。和食を頂いたのですが、 チャールス・ピクルスさん曰く。「『ピクルス』という名は英国でもめずらしく小学校ではよくからかわれました。」「ところでこれはいったい何ですか」。白菜となすびのつけものを指さして聞くのです。もぞもぞしていると、隣で家人が小さな声で「それって(白菜となすびの)ピクルスでしょうが。」とささやくのです。「これはあなたです」なんてとても言えず口ごもってしまいました。

※ふれあいクッキング六月
 十日(火)行われ、鶏肉の香味焼き、干し湯葉と夏野菜の煮物、ずいきの利久和え、計三品のおかずと枝豆茶めし、デザートとして梅酒かんの五品を一時間半で料理しました。






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