中越地震−長岡聖ルカ教会の状況
町の状況は、基本的にはテレビなどの報道のとおり。教会の建物は問題ない。中は家具が倒れるなどさまざまな物が散乱している状況だが、どこの家でも状況は同じ。牧師館は一通りの片づけを終え、居住できるようになった。
教会周辺ではライフライン(電気・ガス・水道)もすべて復旧している。電話事情も改善し、連絡が取れるようになった。信徒の家庭とも連絡が取れた。全信徒十七〜十八軒中、全壊などの大きな被害はなく、瓦が落ちたなどの被害が2軒ほど。ガス不通が4軒くらい、水道・電気不通が1軒。山沿いの家の被害がひどく、今夜をテントで過ごすという家庭もある。併設の保育園児の家庭7軒中、2軒ほどが修理が必要な被害を受けた。しかしながら、避難生活をするにしても、よほど危険な状況でなければ必要な物を家に取りに入ることもできるし、状況としてはしのぎやすい。
震度3〜4の余震が頻繁にあり不安。余震のある中で自宅にいるのがいやで、避難所に行っている人もいる。保育園については、余震がひどいためとりあえず二十五日は休園とした。他の小・中・高も同じ状況で、大学も休みのところが多い。状況を見て二十六日も休みにするかもしれない。 (十月二十五日)
洲本真光教会床上浸水
台風二十三号による洲本川の氾濫により、一帯が床上浸水。教会近くで高齢のご夫婦が、避難途中水に流され亡くなられた。教会近辺は一〜二bの高さまで浸水。教会・牧師館は高床の日本家屋だったため床上二十a程度の浸水で済んだ。教会に定住してくださっている信徒の方は、出産の手伝いのために不在で難をのがれた。信徒宅も被害にあったが、大きな怪我をした人はいない。台風翌日には水も引き、電気・水道等も復旧、週末には高速道路も通行止めが解除された。近隣のスーパーなども営業を再開している。
二十五日(月)には畳や大型家具を廃棄し、床板をあげて床下の乾燥中。二十六日(火)も管理牧師の角瀬克己司祭がボランティアと共に作業を実施した。
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