大聖堂聖別50周年記念礼拝挙行!
1959年に建立され、カンタベリ−大主教フィッシャ−師父によって聖別されてから神戸聖ミカエル大聖堂は今年で50年目の記念すべき年を迎えました。大聖堂とは主教座聖堂とも呼ばれ、「教区主教」の「教会の教えや倫理に関する諸々の事柄を正しく教え導く権威」を意味する「主教座」すなわち主教さんが座られる椅子が置かれている教会堂のことで、教区の中心をなす所です。
大聖堂では毎朝午前7時から聖餐式が献げられ、また朝夕の礼拝が連日唱えられ、更に教区内の全ての教会、伝道所、教区主教、牧師、信徒のため、また全世界の聖公会のために常に祈り続けています。これらは大聖堂が教区内の諸教会の母としての役割をはたしていることを示しています。
また大聖堂は教区内の聖職や信徒に対する教育機関としての義務を負っています。現在は教区の人々が様々な教育的サーヴィスを受けられるように、神戸聖ミカエル教会牧師を参事長とする大聖堂参事会や教区の神学塾運営委員会が中心となり、講師を迎えて様々の教育的プログラムを立案して大聖堂を会場として学習会や研修会を行っています。
また大聖堂は聖歌やチャントといった信徒の信仰を強める教会音楽を教え導く場所でもあります。ですから聖歌隊が結成され、時には教会音楽研修会が開かれて各教会における礼拝がより豊かで力強いものとなるように務めています。またこの他にも大聖堂敷地内には図書館や資料室が設けられ、様々の書籍や資料が保存されており、教区における文化の母としての役割も果たしていると云えます。
さて今年の教会創立記念日に当たる9月27日(日)には英国からUSPG総主事のマイケル・ドー主教と現在、軍事政権下で政情不安の続くミャンマーからスティーブン・ミント大主教、また国内からは大西修大阪教区主教などをお迎えして聖別50周年記念大礼拝を行いました。当日は約500名の会衆で大聖堂は満杯となり、感謝と賛美の礼拝を捧げることが出来ました。またその後の昼食は教会関係諸学校や関係福祉施設及びYMCAの皆さんの多大のご協力と寄付によって400食のカレーライスがまかなわれ、霊肉共に養われるひとときとなりました。感謝いたします。大聖堂聖別50年という節目の年。今日までの御守りに感謝しつつ、新しい第一歩を踏みだして参りましょう。
(写真上:すき焼きを賞味されるド−主教 / 写真下:ミント大主教ご夫妻と当教会信徒宮城さんご夫婦)
オリンピア福祉塾講座開催!
去る9月20日(日)午後1時30分より「安心して老いられる地域を目指して」と題して講演会及びパネルディスカッションが行われ、小規模多機能ケアの可能性について共に考える機会となりました。感心の高い問題なので当日は100名以上の人々が参加して熱心に講話に聞き入っておられました。今後も光朔会オリンピアと当教会福祉部が連携して高齢化していく日本社会の中でそれぞれの賜物を出し合って人々の福祉と幸せのために貢献できることを願っています。
日本聖公会宣教150周年記念大礼拝挙行!
去る9月23日(水)午後1時30分より東京カテドラル聖マリア大聖堂にて、カンタベリー大主教はじめ大勢の国内外からのゲストをお迎えして3000人以上の人々が見守る中で盛大に行われました。神戸教区からも多数の聖職及び信徒が参列して日本聖公会の新しい船出を祝いました。
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