3月の出来事

司祭 パウロ 上原信幸

大斎家庭集会開催!

 三月十一日は、オリンピア(新神戸)を会場に大斎集会が開かれました。第一回目は、上原司祭を講師に、聖書の時代、特に聖パウロが手紙を執筆していた時代のことについて学びました。当時、自然災害が頻発したり、少子化や勤労意欲の低下が問題視されたり、現代と比較してみると、非常によく似た環境であったことなどを学びました。
 また、山口元兄から、戦中戦後の混乱期にあって和解と復興に尽力された、八代斌助主教の活動について、画像を見ながら、お話を聞くことが出来ました。
 当日は東日本大震災から四年目にあたり、地震発生時間の一四時四六分に、全員で祈りをささげました。

十字架の道行礼拝

 三月一五日(日)には、地下ホールでイエス様の十字架の道行を覚えて祈る、道行礼拝が行われました。
 イエス様が裁判にかけられるところから、十字架にかかり墓に葬られるまで、計十三枚の絵画は日曜学校の子どもたちによって年一枚のペースで作成されています。絵画の前で祈りをささげながら、イエス様が私たちのために十字架にかかったことを覚えて、祈りをおささげました。参加者は約二〇名。

祝!聖職按手式!

 去る三月二十一日(土・祝)に、約二五〇名の会衆並びに聖職団が見守る中、神戸教区司祭執事按手式が執り行われました。現在勤務しているセバスチャン浪花朋久聖職候補生が中村豊教区主教によって執事に按手され、続いて、昨年まで当教会で勤務していたミカエル杉野達也執事が司祭にそれぞれ按手されました。
 昨年に引き続き、教区に新しい司祭と執事が与えられたことは大きな喜びです。また同日付で、杉野新司祭は松江基督教会の牧師に。浪花新執事は神戸聖ミカエル教会の牧師補として、それぞれの辞令が交付さました。

浪花執事初説教とシュロの十字架作り

 翌二十二日(日)の主日礼拝では、浪花新執事が初説教と初分餐の奉仕を行い、執事しての第一歩を歩み始めました。礼拝後、地下ホールでは有志によってシュロ(棕櫚)の十字架づくりが行われました。福音書の中では、イエス様がエルサレムに入城した際に、人々が枝を地面に置き、イエス様が通るための道を作った、ということが記されています。復活前主日の礼拝中にシュロの十字架を祝福し、礼拝後に配布することから、この日をパーム・サンデー(シュロの日曜日)と呼ばれています。

歳實勲聖職候補生、現場へ!

 三月十三日(金)には、ウイリアムス神学館の卒業・修了式が聖アグネス大聖堂(京都教区主教座聖堂)で執り行われ、パウロ歳實勲(としざね いさお)聖職候補生が三年間の学びを終えました。
 歳實候補生は、四月から八月までオリンピアで勤務しながら、神戸伝道区内の教会で主日の勤務にあたります。九月からは山陰伝道区の勤務へ移ります。また、教区神学生の遠藤洋介兄も四月から三年生となり、最後の一年を迎えようとしています。


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